英語を得意にするための方法(長文編)

単語・文法の勉強の仕方についてはこちらから確認してください。

 

前々回の内容(単語編)

前回の内容(文法編)

 

勉強をする前に知っておくべきこと

これは以前のブログにも書きましたが、普段から勉強しない人が東大に合格した人と同じ勉強をすれば、東大に合格出来るか?というと、ほぼ不可能に近いです。

なぜなら、積み重ねが違うからです。

積み重ねとは、勉強量だけではなく、勉強の効率化、メンタルの維持、環境など全て含まれています。

なので、東大に合格した人の真似をしてもすぐに結果が出ないのは当然だと思ってください。

逆説的ですが、勉強をできるようにしたいなら、勉強するしかありません。

勉強は段階的に出来るようになってきます。各レベルに合わせた勉強法を書いて行きたいと思います。

長文の勉強の仕方について

初級レベル(英語が苦手な人)

英語が苦手な人がいきなり長文問題を解こうとすると、精神的に辛くなってしまい、途中で挫折する可能性があるので、最初は教科書や塾教材等の文法問題に出てくる短い文章を理解できるようにしましょう。長文とは1つの文がいくつもあって、長文になります。なので、最初は短い文章を理解できるようにして行き、2文、3文読めるようにトレーニングをしていくしかありません。

長文問題を解けない人の特徴として、文法があやふやだったり、単語をしっかり暗記できていなかったりします。

長文でしっかり点数を取れるようにするために、文法の知識をしっかり定着させる。単語をしっかり覚えることから始めないと、いつまで経っても点数が伸びません。

 

そもそも論として、英語が苦手な人は文法と単語の暗記ができていないから、英語が苦手になっていると言っても過言ではありません。

長文の勉強をする時の優先順位として、文法と単語をしっかり暗記してから、短い文章で意味を掴めるようにしていくのが一番良い方法です。

中級レベル(英語がそこそこ出来る人)

文法や単語もある程度覚えているけど、長文で点数が取れないという人の特徴として以下の特徴があります。

①わかる部分しか読んでいない
②わからないところは想像力を働かせて読む
③自分の読めるところが正解だと思ってしまう

 

これらは文法知識や単語が所々抜けているから起きてしまいます。

この状況を改善するためには、自分の苦手な文法の単元を見つけて、文法知識をしっかり定着させる。単語を常日頃から勉強しておく。そして、わからない文章があれば、読み飛ばさずに、持っている文法知識を総動員して、訳すことが出来るか?を意識しながら読んでいくことをオススメします。

 

長文で出てくる文法は、関係代名詞・分詞(現在分詞・過去分詞)・不定詞・動名詞あたりが頻繁に出てくるので、長文が読めない場合はこれらの文法を理解していない可能性が高いです。

上級レベル(英語が得意orもっと伸ばしたい人)

英語をもっと伸ばせるようになりたい!!もっと長文を読めるようになりたい!!という人がやるべき事は、ディスコースマーカーを学ぶことをオススメします。

ディスコースマーカーとは英文の流れを表す目印です。例えば、Howeverは逆説を表しているので、「A, however, B.」がきたら、AとBの内容は逆のことを言っている。というのが瞬時にわかります。

その他にも対比を表すディスコースマーカーや譲歩を表すディスコースマーカーなんてのもあります。

 

経験談になりますが、ディスコースマーカーについて学んだ後に長文問題を解くと、正答率が上がっていました。

文法も単語もしっかり勉強しているのに長文読めない・・という人は、ディスコースマーカーに関する知識も覚えておいた方が良いです。

 

英語は先に言いたいこと→理由→説明→具体例などが続いたりします。

「一般論→逆説→主張」や「譲歩→逆説→主張」など文の流れにも形が存在するということに気がつけば、長文でどこを読めば良いのか?がわかるようになり、短い時間で長文問題を読むことができるようになります。

 

実際に使って良かった参考書は「英語リーディングの極意」(中西恵人)です。

この本は英検準1級、1級の長文を用いて、正しい読み方を解説しています。

難関大学を目指す人にとって、良い参考書になりますが、学校の授業について行くので精一杯の人には厳しいかもしれません。

書店に行って、確かめて良さそうかどうか判断してみると良いでしょう。

 

 

次回はリスニングについて書いて行きたいと思います。

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