単語の勉強の仕方についてはこちらから確認してください。
勉強をする前に知っておくべきこと
これは以前のブログにも書きましたが、普段から勉強しない人が東大に合格した人と同じ勉強をすれば、東大に合格出来るか?というと、ほぼ不可能に近いです。
なぜなら、積み重ねが違うからです。
積み重ねとは、勉強量だけではなく、勉強の効率化、メンタルの維持、環境など全て含まれています。
なので、東大に合格した人の真似をしてもすぐに結果が出ないのは当然だと思ってください。
逆説的ですが、勉強をできるようにしたいなら、勉強するしかありません。
勉強は段階的に出来るようになってきます。各レベルに合わせた勉強法を書いて行きたいと思います。
文法の勉強の仕方について
初級レベル(英語が苦手な人)
指導してきた生徒で英語が苦手な人の多くは、中学生の文法が疎かにしている人が多いです。
実際に英検1級の長文や大学入学共通テストでも中学生で習った文法が多く出てきます。
塾に通っている中学生の場合は、塾のテキストに出てくる文法をしっかり覚えるようにしてください。高校生の場合は、ネクステージなどの文法問題集を使っても良いですが、英語が苦手だ・・という人は中学生の文法問題集を買って復習した方が効率いいです。
僕自身の話を少しすると、中高時代は英語が5段階評価のうち「2」しかとったことがないです。
そんな人でも英語を教えれるようになったのは、中学生の文法をしっかり勉強し直したから。と言っても過言ではありません。
なので、英語が苦手な人は中学生レベルだから・・と馬鹿にせずに復習した方が良いでしょう。
注意点として、ただ問題集を解くだけではなく、文法にはどんな単元があるのか?を意識しながら勉強することをオススメします。
英語が苦手な人は、文法を100%理解しようとするのではなく、どんな意味なのか?どんな時に使うのか?くらいの感覚で勉強した方が良いです。
中級レベル(英語がそこそこ出来る人)
英語がそこそこ出来る。という人は、文法用語も一緒に覚えることをオススメします。
文法用語を覚えることに批判的な人もいますが、文法用語をセットで覚えることで以下のメリットがあります。
①思い出しやすくて定着が早い。
②文法を俯瞰(ふかん)的に見ることができる。
「不定詞=to+動詞の原形」と文法用語と形を一緒に覚えることで、to+動詞の原形が出てきた!!これは不定詞だ!!と判別がつくようになってきます。
そして、不定詞には名詞的用法・副詞的用法・形容詞的用法があったなぁ・・どの使い方かなぁ?と思い出すことができるようになってきます。
このプロセスを何回も行うことで、無意識でも英語を理解できるようになってきます。
そして、文法用語を覚えることで、文法の全体像を掴むことができます。
不定詞には、基本的な3つの用法(名詞的・副詞的・形容詞的)があって、原形不定詞や不定詞の否定文の作り方もあるんだなぁ。とわかれば、躓いたところを自分で調べることも可能です。
さらに、不定詞の名詞的用法や副詞的用法なども覚えていけば、英語を感覚ではなく論理的に考えることができるようになります。
英文を構成するのは、S、V、O、Cがあって、Sには名詞、代名詞をいれることができる。という事は、不定詞の名詞的用法も主語の部分に持ってくることができるんだ!!
というように、英語をロジックで考えることができるようになります。
上級レベル(英語が得意orもっと伸ばしたい人)
英語をもっと出来るようになりたい!!という人は、中級レベルと同様に文法用語も覚えた方が良いでしょう。
学生の場合は難しいかもしれませんが、「be」「ZESTAR」「Evergreen」のような文法書を通読することをオススメします。
実際に「be」「ZESTAR」「INSPIRE」の3冊を通読したことで、文法の理解力が大幅に上がりました。
そして、最近の文法書にはニュアンスの違いなども書かれているので、ただ暗記をするだけではなく、ニュアンスの違いなども含めて覚えることができます。
そして、上級レベルを目指す人に行って欲しい勉強法は、セルフレクチャーです。
セルフレクチャーとは自分で授業をする。という意味です。
学校や塾の先生と同じように授業するのは難しいかもしれませんが、友達に聞かれたらどうやって説明しよう?と意識しながら勉強すると理解力が格段に上がります。
例えば、動名詞の-ingと現在分詞の-ingは何が違うのか? 関係代名詞のwhatの使い方はどんな使い方があるのか?など、自分が教える立場になったつもりで勉強すると良いでしょう。
次回は長文の勉強の仕方について書いて行きたいと思います。