英語を得意にするための方法(単語編)

単語・熟語・文法をしっかり出来てからがスタート

英語を苦手科目という人が多いかと思います。

結論から言ってしまうと、英語で点数を取れるようになりたいなら、単語・熟語・文法をしっかり暗記してからがスタートです。

英語を苦手とする中学生や高校生の指導をしてきましたが、単語を暗記していなかったり、文法の勉強を疎かにしていたりする人が多いです。

 

英語が難しく感じる原因は、勉強した内容が出題される訳ではない。という所です。

 

例えば、中学1年生では現在進行形という文法を勉強しますが、現在進行形は「be動詞+動詞の-ing」で「〜している」という意味なんだ!!と、それだけ覚えても意味がありません。

テストでは、英文を並べ替えなさい。日本語から英語にしなさい。みたいな問題が出題されます。

 

「トムは今、昼食を作っています。」という英文を作る時に注意すべき点がいくつもあります。

 

① 現在進行形を使うことに気付いているか?
② be動詞+動詞の-ing(現在進行形)をどこに持ってくるのか?
③ be動詞は何を使えばいいのか?
④ 昼食(iunch)、作る(make)、今(now)を知っているか?書けるか?
⑤ eで終わる単語に-ingをつける時、eを消す事を知っているか?

 

トムは今、昼食を作っています。という英文を作るだけで、5個も注意すべき点が出てきます。

※英語が苦手な人はもっと出てきます。

 

たった中学1年生の内容でさえ、これだけ注意を払わないといけません。

そうなると、学年が上がるにつれて、注意すべき点が増えて行きます。

それを無意識で出来るようになるまで復習しないと、成績に反映されません。

 

上記の内容が、英語を難しく感じる原因だと言っても過言ではありません。

では、どのように勉強をしたら、英語が出来るようになるのか?を分野ごとに詳しく書いて行きたいと思います。

 

勉強をする前に知っておくべきこと

これは以前のブログにも書きましたが、普段から勉強しない人が東大に合格した人と同じ勉強をすれば、東大に合格出来るか?というと、ほぼ不可能に近いです。

なぜなら、積み重ねが違うからです。

積み重ねとは、勉強量だけではなく、勉強の効率化、メンタルの維持、環境など全て含まれています。

なので、東大に合格した人の真似をしてもすぐに結果が出ないのは当然だと思ってください。

 

勉強は段階的に出来るようになってきます。各レベルに合わせた勉強法を書いて行きたいと思います。

 

英単語の暗記について

初級レベル(英語が苦手な人)

勉強する習慣がない人は、書いて覚える方法が良いでしょう。

書いて覚える時の注意点があります。それは、書くことが目的になってしまうことです。

5回書きましょう。みたいな漢字練習プリントがありますが、5回書けば100%覚えられる訳ではありません。

単語のスペルを確認するために書くのは有りですが、書いて満足しないように気をつけましょう。

 

暗記ができるかどうかは、思い出した回数です。なので、5回書いても良いですが、最後に確認テストを自分で行ったり、1回書いたら、何も見ないで書けるか確認しながら5回書く。という方法も良いかもしれません。

 

英単語にかかわらず、暗記は思い出した回数が重要だということを意識しながら勉強してください。

 

中級レベル(英語がそこそこ出来る人)

基本的な単語は書けるし発音できるという人にオススメする単語の暗記方法は音読です。

どうしても覚えれない単語は書いて覚えても良いですが、音読することで時間短縮にもなります。さらに、リスニング対策にもなるので音読を取り入れた暗記が良いでしょう。

 

音読をする時の注意点は、ただ音読するのではなく、単語の発音とスペルに注意しながら音読してください。

 

例えば、「島」を表す英単語は「island」ですが、「island」の「s」は発音されなかったりします。

英単語は発音とスペルが一致しない単語があります。さらに、他の言語からきている単語もあります。なので、発音する時は、スペルと発音に気をつけながら音読しましょう。

 

そして、もう一つやって欲しい事は、単語の発音とスペルだけ確認しても意味ないので、日本語訳も一緒に音読してください。

何回か音読して覚えれたかな?と思ったら、赤シートなどを使って、日本語訳を確認して行きましょう。

 

上級レベル(英語が得意orもっと伸ばしたい人)

英語が得意という人の英単語の暗記方法は、中級者と同じ音読を取り入れてください。

そして、+αで「発音記号」の勉強もしておくと、英単語の暗記が楽になってきます。

例えば、stopを「ストップ」と発音しているかもしれませんが、発音記号を見ると/sta:p/となっています。

発音記号通りに音読すると「スタップ」のようになります。

この発音記号がわかるようになると、音を聞かなくても発音の仕方がわかります。

 

あと、英語をもっと出来るようになりたい!!と思う人は、単語を覚える時に品詞も一緒に覚えると英文を読んだり、書いたりする時に便利です。

 

学生は英語以外の勉強もしないといけないので、発音記号まで勉強できる時間を確保するのが厳しいかもしれませんが、発音記号を勉強しておく事で、単語をより短い時間で効率良く暗記できるようになってきます。

 

 

次回は文法の勉強の仕方について書いて行きたいと思います。

札幌市清田区清田にある個別指導塾
個別指導学院ウィズダム
sapporo-wisdom.com


〒004-0844
札幌市清田区清田4条3丁目2−1
TEL:090-8278-7798

お気軽にお問い合わせください