単語・文法の勉強の仕方についてはこちらから確認してください。
勉強をする前に知っておくべきこと
これは以前のブログにも書きましたが、普段から勉強しない人が東大に合格した人と同じ勉強をすれば、東大に合格出来るか?というと、ほぼ不可能に近いです。
なぜなら、積み重ねが違うからです。
積み重ねとは、勉強量だけではなく、勉強の効率化、メンタルの維持、環境など全て含まれています。
なので、東大に合格した人の真似をしてもすぐに結果が出ないのは当然だと思ってください。
逆説的ですが、勉強をできるようにしたいなら、勉強するしかありません。
勉強は段階的に出来るようになってきます。各レベルに合わせた勉強法を書いて行きたいと思います。
リスニングの勉強の仕方について
初級レベル(英語が苦手な人)
リスニングは、沢山英語を聞いていれば出来るようになるだろう!という考えは間違っています。
英語が苦手な人が最初にやるべきことは、スクリプト(リスニングで流れてきた文章)を目で見て理解できるようにすることです。
これだと長文の勉強と同じじゃないか!!と思うかもしれませんが、目で見てわからない文章を耳で聞いた所で理解できるようにはなりません。
Yuki took part in voluntary activities.という文章が流れてきたとしましょう。この文章で以下の3点を知らないと理解できません。
①「took part in〜」は「take part in 〜(参加する)」という熟語を知っているか?
②「activities」は「activity(活動)」の複数形だと知っているか?
③「took」は「takeの過去形」だということを知っているか?
英語を聞いて理解できる人たちは、やはり単語・熟語・文法をある程度理解できているからリスニングでも点数が取れます。
なので、英語が苦手な人が優先して勉強することは、単語・熟語・文法の暗記になってしまいます。
単語の勉強方法の時にも書きましたが、単語・熟語・文法をある程度やらないと、どんな勉強方法を試しても空回りしてしまいます。
リスニングで流れてくる文章は、長文読解に比べると平易な内容ばかりです。
本当に英語が苦手な人は、スクリプトで出てきた単語や熟語をしっかり調べて、暗記していくことを優先的に行ってください。
内容をしっかり理解できた後、何回も聞いて慣らしていくのが一番良いでしょう。
そして、実際に英文を見ながら音読することで、単語の発音の確認もできます。
中級レベル(英語がそこそこ出来る人)
英語がそこそこ出来る人は、ディクテーションやシャドーイングを取り入れることをオススメします。
ディクテーションは耳で聞いた英文を書き起こす勉強方法です。ディクテーションのメリットとして、自分が聞き取りにくい音を把握できるようになります。
シャドーイングは流れてきた英文を数秒遅れて一緒に音読する方法です。シャドーイングのメリットとして、集中力アップ、発音も改善されます。
上記の勉強方法のデメリットとして、そこそこ時間を要する。という所です。ディクテーションやシャドーイングを本気でやろうとすると、1・2時間はあっという間に過ぎてしまいます。学生の場合は他の科目の勉強もあるので、ディクテーションやシャドーイングに時間を割くことができないかもしれませんが、やれば確実にリスニングで成績を伸ばすことが可能です。
上級レベル(英語が得意orもっと伸ばしたい人)
英語が得意!!もっと出来るようになりたい!!という人は、中級レベルと同様にディクテーションやシャドーイングを取り入れましょう。
あとは、単語帳やリスニング教材を1.1〜1.25倍速で聞いて、早くても聞き取れるようにトレーニングすると良いでしょう。
倍速で聞いたあとに通常スピードで聞くと、はっきり聞こえるように感じます。
英検準1級以上目指したい人は海外のNEWSを見たりするのも良いですが、高校大学受験くらいなら、市販されている教材を倍速で聞くだけで十分対応できます。