「勉強しなさい」という声掛けは意味がない
「うちの息子・娘が家で中々勉強しなくて困っているんです」という相談を受けます。
このような相談を持ち掛ける家庭では、勉強しなさいという声掛けしかしていないように思われます。
本当に勉強をしてもらいたいと思うのであれば、親自身も変わらなければいけません。
具体的な方法を以下で解説して行きたいと思います。
勉強に集中出来る空間を作る
①リビングで勉強する
学生は自分の部屋で勉強することが多いと思います。
しかし、自分の部屋で勉強すると漫画・ゲーム・スマホ等の誘惑が多いです。
よくあるパターンが
勉強ひと段落したから休憩しよう⇒スマホ・ゲームをずっとしている⇒大して勉強していない
という状況に陥りがちです。
この状況から抜け出す方法の一つとして、親がいるリビングで勉強することをオススメします。
リビングで勉強する理由は、適度に監視されていると集中力がアップするからです。
例えば、20:00〜22:00の間はリビングで勉強するという家庭内ルールを決めるのも有だと思います。
※注意※
リビングで勉強をさせる際、親も一緒に勉強・読書してください。勉強しなさいと言っている親がテレビやスマホを見ていると説得力に欠けてしまい、子どもが勉強しなくなります。子どもと一緒に数学や理科をやる必要はありません。仕事でスキルアップするための勉強でもなんでも良いです。「大人になっても学んで行かないと生きていけないんだぞ!!」という姿勢が大事だと思います。
一方的に言うことは簡単ですが、言っている親は出来ていますか?大人は経験してきたから、やらなくて良いという理由は子どもには関係ありません。
学ばない大人から「勉強は大事だからやりなさい」と言われて素直に勉強すると思いますか?
逆の立場になって考えると答えがわかると思います。
厳しい言い方になってしまいますが、子どもが勉強しないのは大人が学ぶ姿勢がないからだと思います。
社会生活基本調査からわかったことですが、大人の学習時間の平均は6分だそうです。
この数字を見ると、子どもが勉強しない理由がわかると思います。
話しが少し逸れてしまいましたが、勉強をするときは誘惑がないような空間作りをすることをオススメします。
他にも勉強する場所とリラックスする場所を分けたりするのもOKだと思います。
勉強の邪魔をしていないか
実際に生徒から聞いた話ですが、勉強中に親が話掛けてくることがあるそうです。
「勉強しなさい」と言ってる親が、話掛けて勉強の邪魔をするというのはどういうことでしょうか?
勉強している最中なのに、外食するために中断させたり用事に付き合わせたりしていないでしょうか?
本心から勉強出来てほしいと考えているなら、子どもが勉強出来る環境作りをするのも親の仕事だと思います。
結論
子どもが家で勉強するためには環境作りが大事です。
誘惑が少ないところで勉強させたり、勉強の邪魔をしないような気遣いも必要になってくると思います。
子どもに勉強出来るようになって貰いたいと願うならば、親自身が本気で向き合わないと改善されないことだと思います。