ダメな暗記方法について
暗記系科目が苦手な学生のほとんどは間違った勉強方法をやっています。
NGな勉強方法の代表例として
書いて覚える
これは小学生の漢字練習プリントの名残のように感じますが、書いて覚えられると思ったら大間違いです。
暗記は「思い出した回数」が重要になってきます。
英単語、漢字、重要語句を何十回も書くことで得られるのは勉強した「感じ」だけです。
特に勉強が苦手な学生ほど、勉強は机にどっしり座ってやるもの。と考えていますが、思い出すだけならソファに寝転びながら、テレビのCMを見ながら、トイレに行っている間、お風呂に入っている間にも出来ます。
要領がいい人は隙間時間でも勉強しています。
太字だけ覚える
学校の先生が「ここ重要だから線引いてね!」みたいなこと言うかもしれませんが、太字の所だけ覚えても意味がありません。
太文字の説明している部分が問題文になったりすることが多いので、太字の説明している部分も含めて覚えるようにしましょう。
マーカーや色ペンで綺麗に書く
これは女子に多いですが、ノートや教科書に色分けしてマーカーを引いたり、色ペンで線を引いたりしますが、最近の研究では効果がないと証明されています。
大半の学生の場合、線を引いたり、綺麗に書いたりすることで満足してしまい、重要な「覚える」が抜けているからです。
これは指導してきた経験なので100%正しいとは言えませんが、色ペンやマーカーを沢山持っている学生でメチャクチャ勉強できる!という学生に出会ったことがありません。
良い暗記方法
暗記の基本は思い出すことです。
思い出す勉強方法として、以下の勉強方法が挙げられます。
赤シートで確認する
大半のテキストには赤シートが入っているので、きちんと覚えることができたか?確認するために赤シートを使うことをオススメします。
もし、マーカーや色ペンを使いたかったら、暗記できなかったところor間違ったところに印などつけるのはOKです。
テストする
テストも赤シート使って確認作業するのと同じでは?と思うかもしれません。
個人的にやっていることですが、赤シートを使って確認する場合は1、2ページ分の暗記をする時です。
テストを行う時は、単元や各章が終わった後にテストをすると良いでしょう。