読解力低下が学力低下を引き起こす
これは、AI研究者の新井紀子氏の著書である「AI vs教科書が読めない子どもたち」にも書かれていたことですが、2017年の調査では中学1年生の38%、中学2年生の35%、中学3年生の25%が教科書の主語と目的語が何か理解出来ていなかったということが書かれていました。
読解力が低いことによって、国語の問題だけではなく、様々なことにも支障をきたします。
例えば、問題で何を聞かれているのか、参考書に書かれていること、学校の先生の説明を理解する等にも影響を及ぼしてしまいます。
逆に読書好きは読解力の問題も高得点だったそうです。読書をすることによって、学力にプラスに働くのも納得がいきます。
本を読む習慣を身に付ける
以上のことから読書習慣を身に付けることによって、総合的に学力upすることも可能のように思われます。
実際に家庭教師・学習塾などの指導経験を通して、読書好きの人は成績が良い人が多いように感じます。
なので、勉強しても成績が伸びないと悩んでいるなら、日々の勉強の中に読書を入れるのも有だと思います。
最新脳科学でついに出た結論「本の読み方」で学力は決まるという本にも読書習慣がある学生のほうが偏差値が高い傾向にありました。
子供だけではなく大人も読書が必要
これも指導してきた中での経験ですが、親が読書や勉強をしていると子供も読書したり勉強したりしているように思われます。
一方的に「勉強しなさい」と言って、親は何も勉強しないという家庭だと子供の成績が芳しくないように思われます。
子供の成績を気にするのであれば、まずは大人が行動で示さないと子供が反発してしまうのも当たり前のように感じます。
結論
勉強には読解力が必要になってきます。その読解力を身に付けるには日頃の読書習慣だと調査や研究でわかってきています。
そして、一方的に「勉強しなさい」「本を読みなさい」と言うのではなく、親も一緒に読書する時間を設けることで子供に読書習慣を身に付けることが可能になってくるように思います。