英検の勉強にはコツが必要
英検の勉強と学校のテストなどの勉強方法は若干違いがあります。
同じ英語ですが、英検の勉強の仕方さえ分かれば半年くらいで英検3級は確実に合格できるようになります。
塾生で2名(中1・中2)が英検3級にストレートで合格しました。
その時の勉強方法について書いて行きたいと思います。
英検の勉強方法①:何よりも単語を優先にすること
英検を最短合格するためには、英単語帳を一冊確実に覚える所から始めることをオススメします。
文法や長文を読めるようにすることも重要ですが、何より単語がわからなければ理解することはできません。
最初の語彙問題で7〜8割くらいの正答率だと合格できる実力がある。と言われています。
なので、最初の語彙問題で点数を取れるようにするために、単語帳を完璧にする必要があります。
単語をしっかり暗記することで、長文・リスニング・ライティングにもプラスに働きます。
英検の勉強方法②:文法は必要なだけで十分
英検の勉強をするときに、文法を最初から勉強するのは効率が悪いです。
英検に出てくる文法はかなり限定的です。長文でよく出てくるのが、不定詞・動名詞、関係代名詞、現在分詞・過去分詞あたりです。
もっと細々したものもありますが、最低でも上記の文法をしっかり勉強しておくだけで長文の内容を大方理解できます。
上記の文法は長文対策のためだけではなく、英作文にも使える文法なので、しっかりと取り組むようにした方が良いでしょう。
英語が苦手すぎて何もわからない・・という人は、中学1年生の文法からしっかり勉強し直した方が断然いいです。
英検の勉強方法③:内容一致は間違い探し感覚
英語の長文が読めない・・という人がいますが、英検の長文問題は間違い探しだと個人的に考えています。
英検の長文には「空所補充」と「内容一致」の問題がありますが、空所補充は文の前後関係を読み取ることができれば、大体の選択肢に絞ることが可能です。
内容一致に関する問題ですが、選択肢を見たときに本文中に明らかに書かれていないこと。反対のことを言っている選択肢などがあります。
なので、選択肢を読んだときに、どこに書かれているのか?を探すように読んでいくと、正答率が上がります。
選択肢と関係ない所は、ざっくりと内容をつかみながら読んで、このあたりに書かれてそうだな!という箇所は精読していくと時間内に解くことができます。
しかし、ざっくり読むことに慣れてしまうと、感覚読み(フィーリング読み)という悪い癖がついてしまう恐れがあるので、日頃から精読するようにしましょう。
英検の勉強方法④:ライティングは模範解答を暗記する勢いで十分
英作文の勉強を自分で取り組めない人も多いかと思います。
英作文の勉強をする時に、やるべきことは模範解答や英作文の対策本に書かれている内容を丸暗記できるくらいまでやり込むことです。
自分でゼロから英文を作ろうとすると、文法や単語の使い方にミスがあって減点されるだけです。
そうならないためにも、完成された英文をしっかり覚えることから始めて行きましょう。
完成された英文を何個も覚えれば、あとは単語を変えるだけで立派な英文が完成します。
英文を覚えることは面倒ですが、ゼロから英文を作るよりもマシでしょう。
あと、英検の英作文で気を付けるべきことは書き方です。
いくら文法的に大丈夫でも、書き方を間違ってしまうと、高得点が取れなくなる可能性があります。
そうならないためにも、英検の過去問や対策本で書き方を覚えておいた方がいいでしょう。
英検の勉強方法⑤:リスニングはむやみに聞いても意味がない
個人的にリスニングの勉強が一番苦手でした。
なぜなら、海外のニュースを聞いたり、様々なリスニング教材を使ったりしましたが、英検で全然点数が伸びなかったからです。
しかし、英検のリスニング問題ばかりをやっていると、あることに気がつきました。
英検のリスニングで使われる会話表現は使い回しが多い。ということです。
なので、英検の過去問を使って知らない会話表現などをしっかり覚えて行ったら、英検のリスニングでも点数が取れるようになりました。
もちろん、海外のニュースを聞くことは良いことですが、過去問に出てくる会話表現をしっかり覚えてからでも十分でしょう。