先日の18、19日でセンター試験が終わりました。
来年から、大学入学共通テストに移行していきます。英語以外は専門外なので、まだ目を通していません。
大学入学共通テストの英語対策について説明して行きたいと思います。
詳細は「独立行政法人大学入試センター」で確かめてください。
変更点
・リーデング(80分・100点)
従来のセンター試験のリーディングは「80分の200点満点」でした。
センター試験には発音問題・文法問題・並び替え問題・長文などから構成されています。
しかし、大学入学共通テストの英語は長文問題のみとなっています。
独立行政法人大学入試センターのホームページからプレ問題を見たところ、TOEICを意識していると感じました。
資料・広告・スケジュールなど読み、問題を解いていく形式です。
問題形式に慣れてしまえば、センター試験に比べると単語や文法も平易なように思います。
・リスニング(30分・100点)
従来のリスニングは30分で50点満点だったのが、30分で100点満点になります。
大学入学共通テストでは、今まで以上にリスニングの対策も必要になってくると思われます。
リスニングも少し聞いたところ、慣れてしまえば得点源に出来ると思います。
・注意点
試験の配点や形式が変わっても英語は英語です。
このことを念頭に置いて勉強しなければ、努力が空回りしてしまい結果に繋がらない可能性が高いです。
以下にリーディングとリスニングの共通の対策とそれぞれの対策を説明して行きたいと思います。
大学入学共通テストのリーディング・リスニング対策
リーディング・リスニングに共通する勉強
リーディング・リスニングともに単語・熟語・文法・構文は今まで通り勉強しねかればなりません。
語学を学ぶ上で以上の4つは避けて通れないです。
文法や発音問題が出題されなくなったから勉強しなくても良いと間違った考えを持っていると本番で痛い目に会います。
リーディングの勉強法
1.精読
試読とは文法・単語・熟語・構文を意識しながら和訳する勉強方法です。
訳読は前時代的と言われますが、精読することで自分が理解できないない部分を洗い出すことが出来ます。
精読をやらないと長文で点数が伸び悩んでしまう原因にもなります。
よくある失敗例ですが
何となく読めた気がする⇒問題を解くと間違っている⇒間違っている原因がわからないから、ひたすら問題を解く⇒正答率が安定しない
という事態に陥ってしまいがちです。
長文問題で点数が安定しない人は精読出来ていない可能性が高いです。何となく読めた気になって、きちんと理解出来ていない所を流し読みしている傾向があると思います。
精読を通して、読めない箇所の単語や文法知識の欠如を補っていかなければなりません。
2.多読
長文問題で意味はしっかり理解できるけど、解くのに時間が掛かって全問解けないという人は多読をオススメします。
多読とは細かいところに捕らわれず、ざっくり内容を理解していく読み方です。ざっくりと言っても7割くらいは読めてないと意味がありません。
多読をすることで長い文章を読む耐性がつきます。
3.文語体を意識する
英語にも「書き言葉」と「話し言葉」があります。文章は書き言葉で書かれているので、文章で理解しにくいところが出てきます。
単元を挙げるとしたら「関係詞」が難しく感じてしまうかもしれません。
someone I share my hapiness with (話し言葉)
someone who I share my hapiness with
someone whom I share my hapiness with
someone with whom I share my hapiness (書き言葉)
のように上から下に行くと堅苦しい書き言葉になってきます。このような書き言葉と話し言葉の違いを理解できるようになれば、長文・リスニングの点数も確実に上がっていくでしょう。
・リスニングの勉強法
・精聴
リスニングも長文と同じように、流れてくる文章を何回も聞いて理解する精聴という勉強法があります。
どうしても聞き取れない所があったら、スクリプトを読みます。
その中でわからない単語・熟語・構文・口語表現など確認して行くのが精聴です。
精聴を行うことで、単語の発音の仕方や自分が聞き取りにくい単語など知ることが出来るようになります。
・多聴
短い会話なら聞き取れるけど、長くなってくると聞き取れない、集中力が切れてしまうという現象は普段からリスニングを取り入れていないからかもしれません。
大学入学共通テストはリスニングが重要になってくるので、普段からリスニングを折り入れると良いでしょう。
単語を覚えるときなど、赤シートで隠すだけではなく、付属のCDを聞きながら一緒に覚えたりするだけでも違うと思います。
短文に慣れてきたら、「速読英単語」など少し長めの文章を聞くと良いかもしれません。
・会話表現も覚える
上記にも「書き言葉」と「話し言葉」があると説明しました。
リスニングでは「話し言葉」が使われるので、普通の単語や熟語の他にも「会話表現」の暗記もしていかなければいけません。
結論
センター試験から大学入学共通テストに変更したとしても、勉強すべきことは大して変わらないと思います。
「読む・聞く・書く・話す」のどれも文法と単語が必要になってきます。あとは長めの文章を読む習慣を身に付けることが出来れば、英語である程度の点数が取れそうです。