学力差は意識の差でもある
成績を伸ばしている生徒と成績が伸びない生徒の一般的な違いは、「勉強量」と「勉強の質」です。
しかし、他の学生よりも勉強量を確保しているにも関わらず、成績が低い生徒も何人も見てきました。
その生徒たちを見ていると、勉強に対する姿勢や意識の違いのように感じました。
成績を伸ばしている生徒は「自ら学びにきています」といった雰囲気を持っていますが、成績が伸びない生徒の多くは「とりあえず塾に来ている」「言われたことを嫌々やっている」「勉強の目的がわかっていない」といった様子です。
加えて、成績が伸びない生徒の特徴として、勉強を「特別視」しているようにも感じます。
勉強とは、日常生活とは逸脱した行為だから、平日頑張ったなら土日は休んでも良いだろう!!のように、「勉強≠日常生活」と考えている傾向があるようです。
一方で、成績を伸ばしている生徒は、勉強を日常生活の一部として考えている傾向があります。
本気で成績を伸ばしたいのであれば、勉強とは日常生活の一部である。という認識に変えるべきでしょう。
科目に対する苦手意識は単純に時間をかけていないだけ
数学が苦手・・英語が苦手・・のように、人それぞれ苦手科目があると思います。
しかし、ほとんどの苦手科目は時間をかけていない場合が多いように感じます。
自分自身の話をすると、中高生の頃の英語は5段階評価のうち「2」しか取っていませんが、今では英語が得意と言えるくらいには出来るようになりました。
現状のレベルまで持ってくるのに、朝5時30分くらいに起きて、仕事行く前に1〜2時間くらい勉強して、洗濯している間にも勉強、バスや地下鉄の電車の中でも参考書を開いて勉強していた記憶があります。
仕事と日常生活以外の時間のほとんどを英語の勉強に捧げていたように感じます。
このように、苦手な科目も本気でガッツリ勉強すれば、十分な実力を身につけることが可能です。
苦手科目を本気で克服したいのであれば、1日の無駄な時間を削る努力をしましょう。
勉強の効率はただ勉強しているだけでは身に付かない
効率の良い勉強方法を身につけるためには、ただ勉強してるだけでは身につきません。
「効率が良い=無駄がない」です。英単語の暗記をするとき、紙に書いて覚えようとしている学生がいますが、本当に紙に書かないと覚えられないのか?
数学の簡単な問題を何回もやって勉強した気になっていないか?など、今の勉強方法が果たして効率が良いのだろうか?と自分自身に問いかけて無駄を省いていくことで初めて効率よく勉強できるようになります。
以上のように勉強とは目に見える部分(勉強時間など)だけではなく、考え方や取り組み方によって大きく成績が変わってきます。