学力というより子供に与える環境と情報量の違いだと思う。
親の学力が遺伝するという話は最近になって明るみになってきました。
昔から環境遺伝論という話題がありますが、教育現場では環境次第で子供は変わる!という論調の方が今も強いような気がします。
何故なら、遺伝が原因と言ってしまうと、遺伝のせいにして努力をしなくなる人が増えるからでしょう。
身も蓋もないことを言ってしまうと、努力して結果を出した経験のある人は環境論を強く信じて、努力して結果を出した経験のない人は遺伝論を信じているように感じます。
努力して結果を出してきた親が自分の経験を通して、このくらいやらないと結果が出ない。ということを知っているので、子供にも同じような経験をさせる傾向があるのではないでしょうか。
以前のブログにも似たようなことを書きましたが、親が学生の頃に勉強を頑張ってこなかった場合、子供にも同じことをさせる傾向があります。
例えば、親が長時間勉強してきた経験がない場合、子供が長時間勉強していると、「そんなに頑張らなくてもいいよ!」「適度に休憩しなさい!」「正月くらいはゆっくりしなさい!」と甘やかしてしまう可能性があります。
しかし、一生懸命に勉強して結果を出してきた親は、子供が長時間勉強しても何も言ってこないケースが多いように感じます。
このような経験の差が子供に与える環境の程度の違いとなって現れてきて、学力差が生じてしまうのではないかと思います。
あと、結果が出る子供の親は情報収集をしっかりしている傾向があるようにも感じます。そして、必要な情報と不必要な情報を取捨選択できているなぁとも感じます。
保護者は自分の成功体験+最新の情報を収集できる力があるので、結果として、子供の学力にも良い影響を与えている可能性があります。
「頭がいいor勉強ができる=テストの点数」と考えがちですが、情報の取捨選択も頭の良し悪しに関係していると思います。
親が良質な情報を持ってくるので、子供は遠回りをせずに済んでいる可能性もあります。それが成績の結果や受験結果として現れてくるのかもしれません。