これからは考える力・思考力が大事と言うけれど・・
最近の教育では知識の詰め込みではなく考える力・思考力が大事になってくる。という論調が多くなってきています。
入試も思考力を問う問題が増えてきているように感じますが、知識を問う問題も依然と存在します。
身も蓋もない事を言ってしまいますが、テストや入試は知識があれば解ける問題が多いです。
「考える力・思考力が大事だから」と言って、知識を詰め込まなくても良いという訳ではありません。
何かを考えるときは、その分野の知識が無ければ考えることも出来ません。
なので、考える力・思考力という言葉を表面的な解釈をしてしまうと危険です。
テストや入試で全てをカバーすることは不可能
英語は4技能をテストで測ろうとしています。しかし、ライティングやスピーキングをどのように良い・悪いを付けるのでしょうか?
もし、明確な基準があったとしたら、高得点を取るために暗記する生徒が増えるでしょう。そして、塾や予備校でも高得点を取るための指導をするでしょう。
これは英語以外にも言えることだと思います。
以上のことから、評価や判断が難しい部分をテストや入試で測ろうということ自体が間違っているかもしれません。
結局は目的に合った勉強をするしかない
詰め込みが悪い、ゆとりが悪い、試験内容が悪いと言っても何も解決されません。
受験をしなければいけないなら受験に合格できる勉強をすれば良いだけの話です。資格を取りたいなら資格取得に必要な勉強をするだけです。
知識を詰め込んで点数が取れるなら知識を詰め込む勉強をすれば良いのではないでしょうか。
試験や入試は与えられた事をこなした人が合格できるシステムになっています。
考える力・思考力と言った聞き心地が良い言葉に騙されないようにしましょう。
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