努力の仕方を間違えると結果が出ない。
努力はしているけれど結果が出ないで悩んでいる人もいると思います。
その原因として、2つの間違った努力をしている可能性が高いです。
①努力はしていると自分では思っているけれど、単に努力していると思い込んでいる。つまり、大した努力をしていない。
②努力の方向性が間違っていて、骨折り損をしているだけ。
①について例を出して解説して行きます。
例えば、数学で良い点数を取りたいと思って勉強しているが、学校のワークや課題を1回だけやって満足してしまう。というケースもあります。
テストで良い点数を取りたいのであれば、反復して定着させなければ行けません。それにも関わらず、1回だけで満足してしまうのは単に努力しているように錯覚しているだけです。
②について例を出して解説して行きます。
これは極論になってしまいますが、数学で良い点数を取れるようになりたいと思って、数学とは関係のない科目を勉強している。努力の方向性が間違っているケースです。数学で良い点数を取れるようになりたいのであれば、数学の勉強をすべきでしょう。
以上のように、がむしゃらに頑張る・努力すれば良いという訳ではありません。
正しい努力の仕方を理解する。
無駄な努力、報われない努力をせずに済む方法があります。
①目的を立てる。
②目的を達成するために戦略を考える。
③仕事(勉強)を一つ一つ処理していく。
以上の条件が「正しい努力の仕方」です。
特に②の目的を達成するための戦略を感が合えることが最も重要です。
努力というのは成果を出すために必要な①~③の3段階のプロセスを踏むことを指します。
目的に合った適切な戦略が立てられていない時点で無駄な努力、報われない努力になってしまいます。
間違った努力は人を駄目にする。
努力という言葉を聞くと「時間をかける」「肉体的・精神的に負担をかける」というイメージがあります。
これらのイメージを持っていると「頑張っている」「目的に近づいている」と錯覚をしてしまいます。その結果、本来は目的を達成するための努力ではなく、努力すること自体が目的になってしまう恐れがあります。
努力の危険性を示唆する研究があります。
ダイエットをしていて、「今日は何も食べなかった」「体に良いものを食べた」と思っている人は、倫理的に悪い事をする傾向が高いという研究結果があります。
人間は我慢出来る量が決まっていて、それを超えると我慢しなければいけないときに我慢が出来なくなりハメを外してしまうということがわかったそうです。
「自分は正しいことをしたから許される」という言い訳を無意識に考えてしまうそうです。
以上のように間違った努力は自分を冷静に見つめなおす力を奪ってしまいます。
結論
努力には「正しい努力」と「間違った努力」があります。
正しい努力とは、①目的を決まる②目的に合う戦略を立てる③実行するの三つのプロセスを踏むことです。
間違った努力とは、目的に合わない戦略を立てたり、実行したりすることを指します。
そして、間違った努力によって冷静な判断力が奪われ、間違った努力をすることが目的になってしまいます。
その結果、達成したいことも達成できずに悩み、苦しんでしまう恐れがあります。
これは学生に限らず大人でも陥ってしまう可能性が高いので、自分の努力が正しい努力なのか見つめなおしてみましょう。