勉強の効率化を考えるPart1では「想起」「再言語化」を勉強の中に取り入れていきましょう。という内容でした。
今回は「集中力」について書いて行きたいと思います。
多くの学生は集中力が無いから勉強が長続きしないと感じていると思います。
まず、集中力が続かなくなる原因について書いて行きたいと思います。
「嫌だ」「やりたくない」などのネガティブな感情を持つ。
集中力が続かない原因の一つとして、「嫌だ」「やりたくない」「つまらない」などのネガティブな感情を持っているからです。
脳は「自己保存」と「統一性、一貫性」が備わっていると言われています。
「自己保存」とは自分を守ろうとすることで、「統一性、一貫性」とは統一性、一貫性が保てなくなるような情報を避けようとすることです。
「集中力が続かない」という人が多くいます。突き詰めて言ってしまうと、やりたくないことをやらなければならない状況から自分を守りたいという脳の自己保存が働いているからです。
そして、脳はバランスの良いものや整ったものを好む傾向があります。
自分の基準よりも大きくズレていると、拒絶したくなるのが「統一性、一貫性」という脳の癖があります。
その結果、自分と反対の意見を言う人を嫌いになったり、〇〇先生が嫌いだから授業を聞かなくなるといった悪循環に陥ってしまいます。
脳には以上の癖があり、そのせいで集中力の維持が厳しくなり、勉強しても頭に入らない、テストで点数が伸びなくなったりします。
では、どうしたら集中力を維持できるようになるのか。
集中力を維持するためのコツが存在します。
「楽しい」「面白い」などのポジティブな感情を持つ。
例えば、ゲームなど自分の好きなことなら、何時間でも出来ると思います。
勉強は辛いことの方が多いですが、「出来るようになれば面白くなるだろう」と考えたり、「この問題を解いたらチョコを食べよう」など、終わった後に何か楽しいことが待っていると考えるだけでも集中力が維持しやすくなります。
実際にアクションを起こす。
集中力は勝手に湧いてくるものではなく、行動に移すことによって生じてくると言われています。
普段から長時間勉強する習慣がない人が3時間勉強しようと意気込んでも挫折してしまいます。
今日は3時間勉強するぞ!!⇒3時間も勉強するの辛い・・⇒3時間も勉強する時間確保できないかも・・⇒勉強やらない⇒成績下がる
といった悪循環に陥ってしまいます。
いきなり3時間勉強するのではなくて、合計3時間勉強出来ればOKと考えてみましょう。
とりあえず10分頑張ってみる⇒まだ余裕があるから、もう20分頑張ってみる⇒何だかんだ3時間やってた⇒成績があがる
といった好循環が生まれます。
結論
以上のように集中力が続かない原因は、「やりたくない」という本音の現れとも言えます。
感情を上手くコントロールして、地道に努力出来る人だけが結果を残せると言っても過言ではありません。