小学校で習う英語は英語が苦手な学生を増やすかも?
小学校6年生に前倒しで中学1年生の英語を指導していますが、単語がわからない、発音がわからない、文法もわからない小学生が多いです。
小学生に学校でどんな授業をしているのか聞いてみたところ、ビンゴゲームをやったり、アニメを見たりしているそうです。
英語を理解するためには単語の暗記、文法の暗記、発音練習など必要になってきます。
小学生が飽きないようにゲーム形式やアニメを通して英語を学ばせようとしているのでしょうが、何も暗記しないで英語はできるようになりません。
最新の学習指導要領だと小学5、6年生で覚える英単語の量は600〜700となっています。
ゲーム形式で授業をやったり、アニメを見させたりしながら英単語を600〜700個覚えさせるのは正直不可能に近いです。
このような状態で中学に上がると、小さい頃から英語に触れていた学生は成績良いけど、そうでない学生の英語の成績は酷いことになりそうです。
実際に中学生にも英語を教えていますが、小学校で何を学んできたんだろう?というレベルで英語が苦手な学生が増えてきています。
もし、中学生になって英語に困りたくない。困らせたくない。と思うなら、英語をしっかり指導してくれる英会話教室や塾に通わせて指導してもらった方が確実に英語ができるようになるでしょう。
英語を英語で理解できるようにしようは基本的に無理
日本人は英語を話すことに対してコンプレックスがあるのかわかりませんが、英語=英会話と考えている傾向にあるように感じます。
メディアでも英語=英会話みたいな煽りをしているのも原因だと思いますが・・
少し話が逸れましたが、英語を英語で理解することが大事!という考えが広まっていますが、この考えを軸に英語を習得しようとすると膨大な時間が必要になってきます。
小学校で早期から英語教育を導入しよう!週1〜2回英会話教室に通わせよう!程度の時間では英語を英語のまま理解するというのは無理です。
今の日本の英語教育を見ていると、英語コンプレックスを解消したいために早い段階から英語に触れている。というパフォーマンスをしているだけに見えます。
その結果、英語コンプレックスがより悪化する学生も増えているように感じます。
学生である以上、受験を避けて通ることは不可能です。受験には受験で問われる知識が必要になってきます。
ただ英語に触れれば大丈夫だろう!という安易な考えで英語を勉強することはオススメしません。