点数低い人は「質」より「量」が大事
勉強において、量より質が大事と言われていますが、量をやらない学生はいつまで経っても成績は上がりません。
特に中学生のテストにおいて、300点切っている学生は圧倒的に勉強量がたりていないです。
300点切っている学生の大半は、全教科のテスト範囲をギリギリ1周終わらせたか、テスト範囲が終わっていない場合が多いです。
テスト範囲を1周終わらせたか怪しい学生が「勉強は量より質」と言っても説得力がありません。
勉強の質について考えるなら、せめて400点以上取ってからにしましょう。400点くらいまでは勉強量をしっかり確保すれば十分目指せる点数です。
塾生の中に、毎日のように塾に来て2〜3時間近く塾で勉強しているのにも関わらず、成績が伸びない学生がいます。
その学生が一日でどのくらいテキスト進めたのか?を聞いてみたところ、2〜3時間でたったの1〜2ページしか進んでいませんでした。
塾に行っているのに成績が伸びない・・と悩んでいる学生や親がいたら、1日の勉強でどのくらい進んだのか?何ができるようになったのか?を確認してみてください。
たくさん勉強している様に見えて大した勉強量をやっていないことに気がつくはずです。
情報処理速度が遅い人はなかなか成績上がりません
勉強における情報処理速度というのは情報を認識、理解、処理する速さのことを指します。
教科書やテキストを読む速さ、理解する速さ、問題を解く速さが勉強に大きく関係してきます。
塾に2〜3時間いても1〜2ページしか進んでない学生が、まさにこの「情報処理速度が遅い」状態と言えます。
情報処理速度は個人差がありますし、1ヶ月や2ヶ月頑張ったところで身につくものではありません。
情報処理速度は幼少期からの積み重ね部分がかなり影響してくると思います。
例えば、小学校の算数レベルがわからない学生が中学の数学で良い点数取れるか?と言われると、絶対にないです。
成績伸びない学生は数学だけではなく、他の教科でも同じ現象が起きているため、なかなか成績が伸びません。
この情報処理速度を上げるためには、塾だけで改善するのはかなり難しいです。
情報処理速度を上げるために
情報処理速度を上げるためには、基礎学力となる土台が必要になってきます。
中学生における基礎学力は小学校で習うレベルだと思ってください。
この基礎学力が抜けていると、全てにおいて時間が掛かってしまいます。
さらに気をつけるべきことは、時間を意識しながら勉強することです。
1時間でどのくらい勉強するのか?問題を解くのか?などの時間に対する意識の改善も必要になってきます。