高校は先々週、先週でテストが終わったと思います。
まだ結果を貰っていない高校もあるかもしれませんが、どうだったでしょうか?
特に高校1年生のテストは、これが高校生のテスト内容か!!と感じたと思います。
勉強を頑張っている塾生でも、時間が足りなかった・・、難しかった・・と言っていました。
高校生のテストは中学生と同じノリで勉強すると痛い目を見ます。
それを痛感して、改善できるようになれば、高校のテストでも良い成績を取れるでしょう。
高校生のテスト勉強は量だけでカバー出来ない
科目にもよりますが、中学生のテストは勉強量を確保出来ていれば点数を伸ばすことが可能ですが、高校生の場合は勉強時間だけで成績を伸ばすのが困難になってきます。
高校生のテスト勉強は、なぜ勉強時間を確保しても成績に繋がりにくいのか?
様々な意見があると思いますが、問題のパターンが増えたことが原因だと思います。
中学3年生の数学を例に出しますが、中学3年生で習う因数分解は
①共通な因数で括る
②乗法公式を使う因数分解(4つ)
③解の公式
以上が中学校で習う因数分解の内容ですが、高校生になるとパターンが何個か増えます。
因数分解だけで、3〜5個近くパターンが増えます。そして、それが各単元増えるとなると、かなりの数を覚えなければいけません。
それが、数学だけではなく、各教科にも同じことが言えます。
なので、勉強時間を確保したとしても、全部を消化仕切れずに点数を落としてしまいます。
高校生の勉強は理解を重視しましょう
結論から言ってしまうと、理解をしながら勉強するのがオススメです。
これは過去のブログにも書きましたが、分析しながら問題パターンを見つけていくことができれば、成績がよくなります。
高校数学、英語に限らず、他の教科も覚えることが沢山あります。
因数分解の問題には、どのような問題パターンがあるのか?
be動詞を使った文法は何個あるのか?
1900年代の日本で、どのような出来事があったのか?
など、意識しながら勉強するだけで吸収力が大きく変わってきます。
勉強しても成績がパッとしない人は、なんとなく勉強している傾向があります。
ただ問題を解く
ただ参考書を読む
ただ授業を受ける
ただ書く
成績が良い人も悪い人も勉強はしています。
勉強はしているけれど、結果が出せないのは、「ただ」◯◯しているだけだからです。
この「ただ」がとても厄介なところです。表向きは勉強しているはずなのに、成績が上がらない・・なんてこともあります。
この状態に陥ってしまう人たちは、勉強とは何なのか?何をしたら、勉強と言えるのか?がわかっていないです。
勉強の作法(考え方)がわかっていない。と言っても良いかもしれません。
勉強の作法(考え方)とは
全ての勉強は暗記が土台
暗記の「暗」は「諳」だったと言われています。
「諳記」とは、何も見ないで書いたり、声に出したり出来る状態のことを「諳記」と言います。
今まで指導してきた生徒の中に、どこを重点的に覚えれば良いですか?覚えなくて良い箇所ありますか?と質問してくる生徒もいましたが、その生徒さんの成績はあまり良くなかった記憶があります。
諳記は勉強の土台なのに、諳記しなくても良いですか?という質問は、勉強しなくて良いですか?と質問しているのと同じだと思ってください。
諳記が苦手なんです・・という人もいますが、諳記が得意な人なんて居ないです。諳記出来ている人は、どうしたら諳記できるのか?という問題に向き合ってきた人たちです。
たった、数回数十回やって諳記できるようになると思ったら大間違いです。
勉強ができない人は諳記を軽んじている傾向にあります。教科書、参考書、問題集に書かれていることを全部覚えてやる!!という意気込みがなければ、成績が改善されませんし、上位にいくことも出来ないです。
勉強で報われたい・・と思うのであれば、諳記に対する考えや向き合い方を変える必要があります。
出来た!!という基準が違う
勉強で結果が出る人と出ない人の違いは、基準の違いにあります。
結果が出ない人は、そもそも勉強時間も足りていないですし、1日の勉強の完成度が低いです。
「ただ」やっているだけです。
自分の勉強が身になっていない。という事実に気が付かなければ、自己満足の勉強で終わってしまい、いつまで経っても結果が出ません。
そして、酷い人だと環境が悪い!!学校の先生が悪い!!と他者のせいにします。
これも以前のブログに書きましたが、他責思考の人は何やっても結果が出ません。
自分の努力不足を他人のせいにしているわけですから。
結果を出している人は、そもそもの勉強量、出来た!!という基準を高く設定しているからです。
自分は頭が良い方だ!!と思っては駄目
学校で良い成績を取ると、俺/私って頭良いかも!!と思う学生が多いと思います。
結果が出てるんだから良いじゃん!!と言ってくる学生もいますが、その成績は学校内での成績です。東西南北で学年1位取るのと、真栄高校で1位取るのは別だと誰もがわかることだと思います。
自分は頭が良い!!と思っている人の駄目なところは、自分より成績の良い人が沢山いる。という事実に気付いていないことです。
自分より頭が良い人が沢山いるから勉強しなきゃ!!となります。しかし、自分はできるから大丈夫と思っていると、努力しなくなるのが人間の性質です。
以上が勉強の作法(考え方)になります。