形だけの勉強は意味がない
〇〇時間勉強した。〇〇ページ勉強した。と自慢気に行ってくる生徒が居ますが、結果が出なかったら意味がありません。
勉強量は成績アップに必要な要因です。しかし、考え無しに何時間勉強しても徒労に終わる可能性が高いです。
勉強量は他の人よりやっているのに結果が出ない理由を以下に書いて行きたいと思います。
理由がはっきりしていない
結果が出ない人たちに共通して言えることは目的を意識していない事が多いです。
① 何故、勉強をするのか?
② その勉強は点数に繋がるのか?
③ 勉強した内容はテストの配点は何点なのか?
以上の事柄を深堀していきます。
① 何故、勉強をするのか?について
学生が勉強する理由は成績を上げるため。志望校に受かるため。という理由が大半だと思います。
結果が出ない人達は漠然と勉強しています。
今、勉強している内容がテストや受験にどのように役立つのか。何時までに苦手な単元を終わらせたら良いのか。を全く考えていません。
一言で言ってしまうと逆算が出来ていないから何時まで経っても同じ単元を繰り返し復習する羽目になります。
② その単元を勉強したことで点数に繋がるのか?について
勉強は大きく2つに分けることが出来ると思います。
1つ目は新しい単元を学ぶ予習。
2つ目は学習した内容の復習。
新しい単元を勉強するときは、何が大事なのか。どんな問題が出題されるのか。を意識しながら勉強することが大切です。
復習をするときは、知識の定着を図るための復習なのか。解けない問題が出てきたときに前学年の知識が抜け漏れていたから復習しているのか。を意識することが大事です。
知識を定着させるための復習は繰り返しやることで結果に繋がる可能性が高いです。
しかし、前学年の知識が抜け漏れを埋めるための復習は直接点数に繋がりません。
例えば
連立方程式が解けない⇒そもそも方程式が理解出来ていない⇒方程式を復習する⇒連立方程式をもう一度解いてみる
という手順で勉強するのが好ましいですが、何も考えていない生徒は方程式を勉強することが目的になっているケースが多いです。
方程式を復習している理由は連立方程式で必要な知識だから復習しているんだ!!という発想に至らないのが残念な結果になる原因です。
③ 勉強した内容はテストの配点は何点なのか?について
学校のテストにも入試にも出題されやすい問題があります。
数学を例に出すと、関数の問題は毎年10/60点分出題されています。
関数の問題を解けるようになると10点アップが可能です。しかし、配点を考えないで勉強している人は2,3点の単元を一生懸命勉強しています。
テストや受験では少しでも多く点数を取った人が良い結果を出します。
それを理解していないから配点が低い単元やテストに出ない単元を勉強して空回りするケースが多いです。
結論
目的意識がない勉強は意味がありません。
目的を意識していない勉強は、勉強を沢山したから満足という安心感だけが残ってしまう危険性がはらんでいます。
勉強量を確保出来ていて成績が上がらない場合は考え方に問題があります。
もう一度、勉強の目的を考え直してみましょう。