形(勉強法)だけを変えても意味がない
書店に行けば、東大合格への勉強法、偏差値を〇〇まで上げる勉強法と言った勉強法に関する本が沢山あります。
塾や予備校で〇〇高校対策講座、〇〇大学対策講座など行っていると思います。
本に書かれていることや塾・予備校の講座を受ければ100%合格できるでしょうか?
東大合格予備校みたいなところに行けば、みんな東大に合格できるのでしょうか?
出来る人もいれば、出来ない人もいるというのが事実です。
では、出来ない人に欠けているものは何なのかを個人的な考えを述べていきたいと思います。
結果が出ない人に共通する姿勢・考え方
①表面的な数字だけを気にする
具体的に言うと、勉強を〇〇時間した。ワークを〇〇ページ進めた。宿題を〇〇枚やった。というような表面的な数字を気にする傾向があります。
何故、結果が出ない人達がこのような数字を見てしまうのかというと、勉強するとは何か?を理解出来ていないからだと個人的に思います。
勉強とは出来ない事を出来るようにするのが勉強です。
〇〇時間勉強した。ワーク〇〇ページ進めた。といった基準はあまり意味がありません。
出来ない所を出来るようになるまで〇〇時間かかった。というだけで、〇〇時間したから出来るようになった訳ではありません。
出来るようになるまで繰り返すのが勉強です。
②暗記を甘く見ている
「たかが暗記」と考えている人が居ますが、暗記は全ての土台と言っても過言ではありません。
教科書、ワーク、テキスト、プリントに書かれていることを全て暗記していれば、100点満点や志望校に合格できます。
全て暗記出来ていないから点数を落としてしまい、志望校にも落ちてしまいます。暗記の重要性が分かっていると「たかが暗記」なんて言葉は出てきません。
いくら効率の良い勉強法を試してみても暗記しよう・覚えようという意識がないから何時まで経っても出来るようにならないと思ってください。
暗記という言葉にネガティブな反応を示す人もいると思いますが、暗記の本来の漢字は「諳記」です。
「諳(そら)んずる」という言葉があります。諳んずるとは「書物などを見ないでもそのとおりに言えるように覚えこむこと」です。
「記す」という言葉は、文字・記号や文章を書きつけることを意味します。
本来の諳記とは「ただ覚える」のではなく、何も見ないで書かれていることを言えて、書けるようにすることです。
そこまで出来るようになってから点数に結びつくと思ってください。
③根拠のない自信を持っている
結果が出ない人達に共通する考え方の1つとして「ワーク1週したから大丈夫だろう」「プリント3回復習したから大丈夫だろう」のような「〇〇したから大丈夫」という考えを持っています。
少し前のブログでも書きましたが、本番で点数が取れる人達は不安を感じやすい傾向があります。不安に感じるから、何回も復習しようとします。
楽観的な性格は悪い事ではありません。しかし、勉強面ではマイナスに働くこともあります。
石橋を叩いて渡るくらいの慎重さは必要かもしれません。
④嘘をつく
これが一番してはいけない事です。勉強は表面的な勉強時間や方法だけではなく、目には見えない「性格」も大きく影響してきます。
結果を出すためには「誠実性(素直さ)」「忍耐力(我慢強さ)」が必要になってきます。
勉強が出来ないことが恥ずかしいのか知りませんが、分かっていないにも関わらず「分かりました。」「大丈夫です。」という人が居ます。
嘘をつくことは百害あって一利なしです。
わからない所があったら、わかるまで質問を出来るような性格にならなければ、誰に教わっても結果は出ないと思ってください。
結論
いくら効率の良い勉強法を試しても成果が出ない人の特徴を挙げていきました。
他にも様々な要因がありますが、以上で書いたことを改善して行けば成績は上がっていきます。
勉強方法だけに目を向けるのではなく、自分の性格・勉強に対する姿勢にも目を向けていかないと意味がありません。