感情を優先することは成長を妨げる要因である
家庭教師や塾講師として仕事をしていると、勉強に対する指摘は大なり小なり必ずあります。
そして、その勉強方法は効率が悪い。要領が良くない。と言われた時に、成長できる人は素直に受け入れることができて実践している傾向があります。
しかし、勉強方法を指摘された時に、馬鹿にされている。見下されている。といった感情が先立ってしまう人は、それ以上に成長することは不可能に近いと感じます。
例えば、単語を書いて覚えるのは効率悪いよ。と言っても、書くことに拘ったり、単語帳1冊を完璧にした方がいいよ!と言っても、いつまでも終わらせていなかったりしている人に限って結果が出なかった時に色々言ってくるのは勘違いも甚だしい。としか言えません。
実際に、自分の経験を振り返ってみると、他責ではなく自責することで大きく成長できたと実感しています。
約5〜7年前に社会人対象にしているスクールに通っていた時の話ですが、そこでは英検準1級の対策をしていました。そして、中々、結果が出ない時に、先生にこんなことを言った記憶があります。
「金払ってるんだから、もっと楽に合格できる方法教えてください」と。
今振り返ると、正直恥ずかしいことを言ったなぁと感じますが、当時の自分は本気でそう思っていました。
その日の授業が終わって、帰宅途中に「自分は先生の言われたことを100%やっていたか?」「自分で進めれる単語帳を100%やり切ったか?」「合格できるだけの勉強をしていたか?」と自分自身に問いかけてみました。自分は単語帳、文法書、問題集どれも1冊完璧に終わらせたことがないことに気づきました。
そして、自分は気付きました。
「自分の努力不足を棚に上げて、先生の指導力が悪い、環境が悪い。と言っているだけじゃないのか?」と。
そのことに気付いてから、朝早く起きて勉強したり、バスや地下鉄でも本を読んだり、隙間時間でも勉強するようになりました。
それから、勉強でも結果が出るようになってきたなぁ。と感じます。
それでも、結果が出なかったのはお前のせいだ!と文句を言うなら、市販されてる問題集・参考書100冊やってから言ってください!と言いたいですね。
少し、私情が入った内容になりましたが、
自分は頑張っている!努力している!と思ったら大間違いです。あなた以上に努力している人なんて沢山います。
そのことに気付き、少しでも効率のいい勉強方法を試して改善できるところを改善できた人だけが「合格」を掴むことができます。
感情的に文句を言う前に自分の努力量を再度確認してみてください。